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給料ファクタリングとは、雇用主から支払われる予定の賃金を、支払日前に現金に変換するサービスです。
一般的なファクタリングは、企業が発行する債権(売掛金など)が対象ですが、給料ファクタリングは、個人が雇用主に対して所有している給与債権を譲渡する点で明確に異なっています。
したがって、給料ファクタリングは、企業ではなく個人を対象としたファクタリングサービスであるといえます。
なお、給料ファクタリングの危険性については、貸金業法に抵触するのではないかという懸念も生じているため、不正行為として取り締まられる可能性があります。
このページでは、給料ファクタリングの「問題点」と「絶対に利用してはダメな理由」、それ以外にお金を借りる方法などについて解説していきます。
目 次
給料ファクタリングは絶対に利用してはダメ
給料ファクタリングは個人が持っている給与債権を買い取る個人向けのファクタリングサービスですが、この給料ファクタリングのサービスを提供するためには貸金業登録が必要になります。
実際に摘発されたヤミ金業者がこのような給料ファクタリングを提供していたことが判明しています。
給料ファクタリングを行っている業者の中には違法行為を行っているものが存在します。
そのため、このようなサービスはトラブルに巻き込まれる可能性があるため、利用しないことをおすすめします。
このような違法な業者を利用してしまうと、最初の融資を返済するために、より高い金利でお金を借りるというループにはまる可能性があります。
したがって、安全のためにも正規の金融機関から融資を受けることを検討していくのがおすすめです。
外部サイト:給与ファクタリングに関する注意喚起(金融庁)
給料ファクタリングの問題点
給料ファクタリングには以下の問題点が存在します。
貸金業登録をしていない
給料ファクタリングは貸金業に該当するビジネスなので、貸金業法に基づく登録が必要となります。
それにもかかわらず、貸金業者として登録されていない業者が多く存在します。
貸金業者として登録されていない業者は、貸金業法に縛られないため、消費者を危険にさらす可能性があります。
高額な手数料がかかる
給料ファクタリングは、高額な手数料を取られるため問題になっています。
20%~30%などの高額な手数料を取られることもあります。
これを年に換算すると240%~400%近くになり、貸金業法の上限金利「年20%」を有に超えていることになります。
つまり、実質的な金利が大きくなる可能性があるため、給料ファクタリングは利用しないようにして下さい。
過剰な取り立て行為がある
給料ファクタリングを行っている業者の中には違法な業者も多く存在しているため、過剰な回収行為が問題視されています。
支払期日が過ぎていたり、支払いが滞っていたりすると、高圧的な請求が行われることがあります。
このような取り立て行為は、顧客にとって非常に迷惑になり、負担が大きくなる可能性があります。
また、強引な取り立てにより、返済額が大きく膨らむ可能性もあります。
給料ファクタリングが利用されてしまう理由
銀行や他の金融機関から融資を受けることができない信用情報がブラックの人は、給与ファクタリングに頼ってしまうことがあります。
これは、銀行や消費者金融などの金融機関の審査に通過しないことが原因です。
また、給与ファクタリングは現金を得るためのプロセスが比較的簡単なことで、利用されてしまいます。
このような理由から違法な給料ファクタリング業者でも利用してしまう人もいますが、先程も書いたように手数料が高額だったり、違法な取り立てが行われる可能性もあるため、絶対に利用しないでください。
給料ファクタリング以外でお金を借りる方法
給料ファクタリング以外でお金を借りる方法を紹介します。
1.個人向け公的融資制度
公的な融資制度を利用することで、お金を借りられる可能性があります。
例えば、生活保護や児童手当、介護費用などは、収入が少なくても利用できる制度があるので、お近くの社会福祉協議会等に相談されるのがおすすめです。
ただし、融資を受けられるかどうかは条件次第なので、事前に調べておくことが必要です。
外部サイト:生活福祉資金貸付制度|厚生労働省
2.消費者金融(中小消費者金融)
給料ファクタリングの利用を考える方と言うのは銀行や大手消費者金融からお金を借りられない、所謂ブラックの人が多いと思います。
中小消費者金融や街金と呼ばれる貸金業者は、大手消費者金融とは違う審査基準となっているため過去に金融事故を起こしている人でも審査を受けられる可能性があります。
しかし、金利が比較的高く、中には違法な業者もあるため注意が必要です。
3.質屋
ブラックでも融資を受けられるのは、質屋からお金を借りる方法があります。
質屋では、宝石や時計、ブランド品などの品物を担保に融資を受けることができます。
信用情報に照会するわけではありませんので担保となる物品があれば、ブラックでも利用することができます。
金利が高く、保証を失う可能性があるため、借り入れの際には注意が必要です。
4.クレジットカードのキャッシング
困ったときは、クレジットカードのキャッシングという選択肢もあります。
カードを持っていて、キャッシング枠が設けられていれば、そのカードでお金を借りることができるのです。
まとめ
給料ファクタリングは給与を現金化するためのサービスで、個人向けのファクタリングサービスです。
しかし、このページで解説してきた通り、給料ファクタリングには数々の問題点が存在します。
不法業者によって違法な取り立てが行われたり、高い手数料が課せられたりすることもあるため、「給料ファクタリングは絶対に利用しないでください」ということを強く言っておきたいと思います。
代替手段として考えられるのが、公的融資制度や中小消費者金融、質屋の利用ですが、こうした方法を選ぶ際も、安全性を考慮しながら利用することが大切です。
監修者・編集者 安藤 雄二(あんどう ゆうじ)
消費者金融・資金調達の専門家
22歳から某金融関係の事業に携わり、借金の相談、債務整理、ギャンブル依存症の相談、カードローンやビジネスローン、ファクタリングを利用する際のアドバイス、オンラインでの人生相談、株式会社国際物流研究所代表取締役、高知の総合こうちっち代表、WEB制作エターナルクリエイト代表と様々な事業を行っている。安全安心の金融会社をお探しの方はこちらのメールで気楽にご連絡ください。 |